日本コーティングのガラスコーティング剤は、「ポリシラザン」をベースとした 耐候性、撥水性、防汚性に優れた新しいコーティング剤です。
ポリシラザンコーティングについて
炭素は含まれず、Si、N、Hから構成される窒化珪素(Si3N4)または、二酸化珪素(SiO2)の前駆体で、水との反応性が高く、加水分解してSiO2転化します。
有機ポリシラザンSi、N、R
1、R
2、R
3(通常H、CH
3、CH=CH
2)、から構成される炭化珪素窒化セラミック(SixCyNz)や様々な機能性膜の前駆体です。
基材表面へのポリシラザン接着メカニズム
ポリシラザンは、基材表面の水酸基との化学反応により、塗膜、金属等様々な基材上で優れた密着性を示します
● 基材と反応するポリシラザン2種の化学結合メカニズム
Si-Hとの反応またはSi-N結合の加水分解後、H形成し結合
Si-N加水分解後、Si-NH2基と表面OH基は、アンモニア(NH3)形成し結合
最後に表面への優れた接着力を持つ共有結合コーティング
基材表面でのポリシラザン硬化メカニズム
湿気硬化により、シラザンコーティングは高度に架橋されたSiO2またはアルキルシロキサンに変換されます
無機ポリシラザン
加水分解により、高度に架橋された硬質の純粋なSiO2材料に変換されます。
有機ポリシラザン
加水分解により、高度に架橋された硬いアルキルシロキサン材料に変換されます。表面はシリコーンに似ているため、表面エネルギーは低くなります。